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「おーい水島、一緒に日本へ帰ろう」
この言葉が思い出されます。 このセリフは「ビルマの竪琴」と言うお話しのセリフ。 子供の頃に見た時は純粋の水島上等兵の崇高な心に打たれた映画でしたが、最近見た時違った感想を持ってしまいました。 元々は子供向けのお話しだったのを市川 崑監督が1956年と1985年に映画化したもの。 全編「埴生の宿」と言う音楽が静かに流れ、ビルマ戦での小隊をクローズアップしているお話しです。 詳しくはこちらで→ウィキペディア 最後のシーンでフェンスに群がって、水島だと思われる僧に仲間達がこのセリフを言います。 でも水島上等兵は仲間が歌い出した「埴生の宿」の伴奏を竪琴で弾き、自分は間違いなく水島であると行動で示したにもかかわらず、彼はビルマに残る事を態度で示します。 この時、思ったんです。 水島は「覚悟を決めているから振り切れる」と。 でも残された仲間は「置いて行かれた」と言う寂寥感でうちふるえます。 「納得が出来ない」からでしょうね。 置いて行かれるという表現は違っているかも知れませんが、でも、似たような寂しさが画面から溢れています。 1人でも「覚悟」のある人には寂しさというものはありません。 何人いても「納得出来ない」人はとてつもない寂しさに襲われます。 楽しい時を過ごして別れが来る時、離れがたい想いというのがあるでしょ? でも別れの時間が来て去って行く人の姿を見ているだけでとんでもないほどの孤独感を感じた事がありませんか? 帰っていく姿を見送るというのは、何度経験しても「寂しい」と思ってしまいます。 この映画、水島上等兵の崇高な心と言うより、私には日本に帰る兵士達の心が「埴生の宿」なのかなって思えて仕方がありません。 あの寂寥感は、何度見ても胸が痛みます。 PR |
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私も最近は寂しいと思う事はもちろんありますが、どこか覚悟?的なものが出来ていて??、しょせん人間は最後は一人なんだなあ、と思っているせいか、この話の残る側?の立場や精神的なものが、非常によくわかるんです・・・。孤独な時間が長かったり、ここには書けないですけど、色々追い詰められたせいもありますが・・・。
もちろん、この作品は知っていますが、今はミャンマーとなった、というか強引にミャンマーにされてしまった国が、再び、ビルマと言う国に戻るのはいつだろう、と、言う思いの方がどこか寂しいですね・・・。 あ、でもこのままでは寂しいだけですので(苦笑)、応援していた大阪桐蔭、優勝してよかったです。 Re:そうですね・・・。
「覚悟」のあるなしでは随分気持ちが変わりますよね。
しかし、「覚悟」を得るまでの模索はひと言では言えないものですよね。 生まれる時も死ぬ時も1人ではあるのですが、生きている間、1人では無理なのも確かでして。 全くの1人だと(物理的な事だけでなく、精神的な部分でも)生きていられませんよ。 どんな形でさえ、「支え」になってもらえるのは、「人」だと感じています。 |
想いってなに?
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私も重々?人間生きている間は一人では生きていないのはわかっていますし、人間の心の温かさとかやさしさとかも、これまた重々わかっているんですけど・・・、
時々、ああ、人間関係なんて、と、何もかも嫌になって,、全てを捨ててしまいたくなる事があって、そのはざまで揺れ動くと言うか、常に苦しんでます・・・。一種の病気かもしれませんが、「修行」不足ですかね?(^^;; Re:そうなんですよね・・・。
すみません、余計な事を書きました。
とても人ごととは思えなかった発言でしたもので・・・(汗) 以前にも書いたのですが、これだけは言わせて下さい。 心が病むのも、そんな心を癒すのも、「人」なのです。 諸刃の剣ですよね。 辛く思うのも、優しく思うのも、やはり相手は「人」なんですよね。 同じ相手の時もあり、違う相手の時もある。 とても単一なものの考え方では理解出来ない事ですよね。 難しい事ですが、私は向き合わなければ前に進めませんでした。 |
難しいものですね。
覚悟ができているつもりでも・・ 本当に難しいものだと思います。
【2008/08/21 00:44】| | クラハゲ様 #57507cf90b [ 編集 ]
Re:覚悟
コメントを変えなくとも良かったのに(笑)
生きている事はある意味、強いのかも知れません。 怖さを知っているというのは一番強い事だと思えます。 そして、自分の事だけを考えているのではないという証拠にも思えます。 心の中に自分以外の何人も住んでいて、その人達の想いが伝わっているからだと思えます。 自分だけでは立っていられませんもの。 そうなると、この場合「覚悟」と「盲目」は似ているのかも知れませんね。 |
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