「縁を得ても、それを繋げるか否かは己次第。起こすのは自分自身です。縁だけでは何も始まりません」
この話をしていたのは薬師寺のお坊様。
本日、今年最期の写経をして、薬師寺の「お身拭い」行事を見て参りました。


この日の撮影は無礼講なんですね(苦笑)
本当なら堂内は撮影禁止です。仏像にカメラを向けるのは勇気が要ります(苦笑)
この日、午前中に山内の僧たちはお餅をつくんだそうです。そのお湯を使って仏様を拭き清めるのだそうです。
ここで使う布は「雑巾」とは言わず「浄巾」と言うんですって(笑)
ピッカピカでした(笑)
堂内はもの凄い人で、その中にテレビ局にカメラも混じり、凄い事に・・・(苦笑)
今年は脇侍でもある月光・日光観音の二体が東京までいってらっしゃいました。
「都会の垢も拭わねば」とかお坊様が・・・(笑)
新年最初に詣でる事を「初詣」と言いますが、実は元々吉祥天女をお参りするのが始まりとか。
福を授けるこの天女詣でが後に「初詣」と称され、その後、新年の神社参りを指すようになったのだそうです。
で、この薬師寺では古来からの習わしを保持しており、新年から15日間は薬師如来がお休みになって、この吉祥天女がご本尊となり初詣の人々をお迎えします。
ここ、薬師寺には有名な国宝・吉祥天女像(絵画)を所持しており、それがご開帳となり金堂に安置されています。
神仏を無理矢理切り離したのは明治政府で、元々神仏は一体化していた日本です。日本には明治政府の無理難題を受け入れられなかった寺社仏閣も存在しており、この薬師寺もその一つでして、その為にこのお寺では金堂に注連縄が掲げられます。
喪中な私には戸惑うところですが(苦笑)
そうそう、余談ですが荒神さんで関西では有名な「清荒神」。
ここも実は神仏合体しており、神社だと思われがちですがお寺でもあるのですって。最近知りましたよ(苦笑)
なんにせよ、皆様に良い縁が訪れますよう、お祈り申し上げます。
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