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【2017/12/15 04:00 】 |
貴船

kihune1.jpg秋が来ますね。紅葉の季節が目の前にやって来ています。ここ数年、「今年の紅葉は色が悪い」と言ってばかりいる気もしますが(苦笑)
この写真は叡電(叡山電鉄)『貴船口』駅の様子。
去年のものですけどね。
貴船は京都で言えば昔から避暑地扱いされているところでして、京都市中より1-2度?もっとかな?温度が低いんです。
ですので、秋が来るのも早く、紅葉も見事です。

かつて、「貴船」は「気生根」と書かれ大地の「気」が生まれ、湧きいずる場所とされてきました。そして平安期には賀茂川の源流のこの地に貴船神社を建て、都の水を司る神として朝廷も崇めていました。

kihune2.jpg叡電には「パノラマカー」と言う電車が走っておりまして、窓に顔を向くようにして座る座席があります。外の風景を行くまでに堪能出来るんですよ。
紅葉の時期は本当に美しいです。
でも、お客様も一杯(苦笑)

kihune3.jpg『貴船口駅』から貴船までバスは出ています。この時刻表を参考にして下さい。私のお薦めは実はこれ以前にこちらに着く事を勧めています(笑)
何故かというと、このバスに乗られて来られる観光客が殆どでして、バスが着く時間帯辺りから人が増えるんです。
駅から貴船神社まで歩いても30分ほどなんですよ。
左図の写真はその道。
なかなかなものでしょう?
歩いて行くのもまた一興(笑)
でも、まぁ、朝早くから来られない方はバスが良いかと・・・。乗車時間は4分くらいですし。

kihune4.jpg
貴船の朝はとても静か

kihune5.jpg貴船神社と言っても1つではありません。
本社・結社・奥宮と3つありまして、その三つをお参りして貴船参拝という形になります。
ここは水を祀る神様でして、水と言えば京都には欠かせないものです。ここの水は京都を潤し、京都の水質を特別のものとしており、その水質の良さから茶道や京料理の発展に結びついたと言っても過言では無いのかも知れません。
古来よりその重要性を重んじ、代々、水を守る一族が居るくらいなのですから。
kihune6.jpg「おかみさん」と言う言葉はここから来ているのでしょうか・・・・。
実はここの本社の御祭神・タカオカミノ神の事を「おかみさん」と昔から親しく呼ばれていたそうなんですって。水を司ると言う点では料亭の「おかみさん」もそうだなという気がしますよね~(笑)

写真は「水占い」です。ここに来たら皆さん必ずなされます(笑)なかなか風情がありますね~。多分、水道の水でも良いのでしょうが、こうして山から流れる神水に浮かべてこそ、霊験あらたかって感じがしません?(笑)

kihune7.jpgこの貴船神社の起源というのは実は分かっていないのですって。丑の年・丑の月・丑の日・丑の刻に神霊が降りた時からとか、玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)がこの地に祠を営んだとか言われています。
いつからココにあったかは分からないのだそうですが、少なくとも今のように大々的に社が建てられたのは平安時代なのだろうなと思われます。
で、上記の最初の起源説を見て何か思い出しませんか?(笑)
「丑の刻」と言う言葉。
「丑の刻参り」と言うのがあるでしょう?あれの起源はココだったそうですよ(笑)実際に奥宮の木には藁人形が打ち付けられていた事も、昔はあったそうです。
kihune8.jpg貴船はその霊力から様々な場面で登場します。お話しの中にも登場しますし、実際にあった話の舞台でも登場します。
(右の写真は奥宮)
奥宮に古くから伝わっていた伝説は室町時代に謡曲となって蘇り、今でも「能」の演目の1つとして、また、現在では「安倍晴明」話では欠かせないエピソードとして伝わっている「鉄輪」とは、舞台がココだったんです。
kihune9.jpg夫の浮気に苦悩した公家の娘は「丑の刻」に、真っ暗な山中での灯りとして鉄輪をかぶり、蝋燭を灯しながら参拝に来て、復讐を誓ったと言うお話し。
しかし、丑の刻(午前1時から午前3時ごろ)とは元々、最も霊力の授かる時刻であると言われていまして、この時間帯に参拝する方法が昔はあったそうですよ。

写真は奥宮です。ここはクラオカミノ神が祀られており、この本社の中(床下)には決して覗いてはいけないと言う「龍穴」があるのだそうです。水神様の出る穴、ですかね~。水神様と言えば「龍」ですものね~。

kihune10.jpgこの奥宮には右図のような大きな石組みが残っています。これは「船形石」と呼ばれているものでして、この中には玉依姫がココまで来るのに使った船(黄船とも木船とも言う)を覆っていると言われています。この地の名前の由来とも言われている船ですね~。
玉依姫は難波の地から淀川を上り、賀茂川を通り過ぎ、ここ貴船川に到着してこの地に祠を建てたと言われています。その船がここに収めてあるのだそうですよ。ちなみに、叡電「貴船口」駅の傍にある鞍馬川と貴船川の分岐点を「梶取(かじとり)」と言うのですが、これは玉依姫の船が針路変更する為に舵を取り直したと言う話から来ているそうです。

kihune11.jpgこちらは本社と奥宮の間にある「結社」です。ここで祀られているのが磐長姫命(イワナガヒメノミコト)。
妹は美女で有名なコノハナサクヤ姫(
木花咲耶姫)。
ニニギノ命(瓊々杵命)はこの妹の方を奥さんにしようとしたのですが、オオヤマツミノ命(二人の父親)が姉である彼女も一緒にと差し出したそうです。
所が姉の磐長姫は「醜い」と言う理由で返されてしまったのでした。
彼女の伝承はなんというか女性としては腹ただしいもので、所詮男は女を顔でしか判断しないのか?とか思われるものでした。
まるでおまけのように差し出された彼女のプライドとかはどうだったんでしょうね・・・・。しかも突き返されてしまった。
伝承で、「彼女の父はそれを恥じ」とあったわけですが、恥だと思ったんだって屈折した考えが出てしまいましたよ(苦笑)その後で「磐長を突き返したと言う事は、磐のように長くは生きれまい」と言ったそうな(父親がね)
悔し紛れ?って気もしますが・・・・。

kihune12.jpgまぁ、そう言った経緯で彼女は「長寿」の神でもあるわけですが、何故かここは「縁結びの神」様です(笑)
ここにも伝承があったようです。公家と鬼の娘の恋。それは後に『御伽草子』に記されたそうですが、彼女たちはそれぞれ生まれ変わって添い遂げ、後に貴船の神になったと言うお話しです。
ここから来たのでしょうかね。
右図の写真は大きな桂の木に結ばれた「結び文」です。平安の頃にはここは縁結びの神として有名だったそうで、かの和泉式部が夫の心が冷めていくのを悲しんでここに通ったという伝承が残っています。当時は境内に生えるススキの穂などをここに結んで願をかけたとの事ですが、最近ではこの緑色の用紙に願いを書いて結ぶようですね。

kihune13.jpg
結社の桂の木

kihune14.jpg結社には小さな祠が1つあるだけで後は広場のようになっており、中心にこの大きな桂が立っています。そして祠の隣にあるのがこれ(左図)。「天の磐船」です。
実はこの舟形をした自然石は昔からここにあったものではなく、奉納されたものなんですって。奉納品としては異質ですよね(笑)重さが6トンなんですってよ。持ってくるだけで大変そうです(苦笑)奥宮にあったように、船とこの神社は縁があります。人と人、文化と文化を繋ぐもの(結ぶもの)という事でここに奉納されたようです。

kihune15.jpg最後にご紹介するのはこちら(右図)。有名なので今更なんですけどね(笑)この二頭の馬の像は本社に祀られています。平安時代、日照りや長雨の時、度々ここで祈祷が行われていました。その折、雨を望む時は「黒馬」、雨を止めて欲しい時には「白馬」が献上されたそうです。黒は真っ黒な雨雲を象徴し、白は晴れ渡る白雲の象徴なのだそうです。やがて生きた馬ではなく馬が描かれた絵板が奉納されるようになり、これが後に絵馬になっていきました。

そうです。貴船神社は絵馬の発祥の地でもあるのです。

夏の間、床で賑わった貴船ですが、これから紅葉シーズンです。
如何です?お出かけになられてみては?

アクセス
京阪電車「出町柳」より叡山電鉄に乗り換え『貴船口下車』(約27分)
『貴船口』よりバス(上記運行表参照)で「貴船」下車(約4分)
徒歩で約30分

お知らせ:観光バス・マイクロバス等車両通行止めについて2007年3月~11月まで、貴船・鞍馬周辺道路は観光バス・マイクロバスなどの大型車両の通行規制が実施されます。
詳しくは
こちらにて






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【2007/09/25 12:53 】 | 他府県コラム | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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