写真整理をしていると、色んな事を思い出したり、疑問に思ったりします。
彼岸花は別名「曼珠沙華」とも言うのは何故だろう。
「法華経」から来ていると言うことは知っているのですが、どうしてこの名前が付いたのか。
「天上の花」
と、言う意味なのですってね。
しかし、ほら、日本では忌み嫌う名前が多いでしょ?
彼岸花からすれば「随分だわ!」と怒りそうな・・・(笑)
例えば、「死人花・地獄花・幽霊花・カミソリ花・狐花」等々・・・・。
私など、最初「曼珠沙華」と聞いて、形が仏教曼荼羅に似ているからなのか?と思っていたんですよね~。
「法華経」と言えば、即座に「天台宗」とか思う私ですが、これはいわゆる大乗仏教の経典で、何処の宗派にも所属していないというか、元本というか、インドから伝わった教えを中国が漢文化し、そして聖徳太子が手にしたお経なわけで、その中身は28に別れ、仏教説話も多く含まれており、絵本などにもなったりしているわけです。
まぁ、法典の話を書くときりがないので・・・・。
ここで書きたいのはその事ではなく・・・・。
以前、こんな記事を書いたことがあります。
単なるネタでは無かったわけでして・・・。
彼岸花には毒素があって有害植物であることは周知の事実ですが、このように稲田の周辺に咲き乱れるのは、わざと植えているからだそうですね。
これは地中からやって来て、稲穂を食い散らかす動物除けなんだそうですよ。
昔の人はえらいなぁ~。
そう言うことを自然に言い伝えられてきて守ってきたワケなのですから。
で、そう言う意味で、もう一つの利用法があったそうです。
人が死んでお墓に入れる時、まだ昔は土葬だったでしょ?今では衛生上の問題でそれは許されていないのですけどね。
で、その時、この花を植えたんですって。
死体を動物などによって掘り起こされないようにする為なんだそうですよ。
そんな話をしていたら、一緒に関ヶ原に行った娘が「関ヶ原、怖ぇ~」と叫んでました(苦笑)
まぁ、400年も経ってますから、あっても人骨だと思いますけどね(苦笑)動物に掘り起こされることは、もう無いでしょう。人骨を見ても気味が悪いと思わなくなっている自分の感覚がおかしいのでしょうかね~(苦笑)それは「死体」ではなく、「資料」だと感じる自分が居ます(苦笑)
彼岸花の由来は「彼岸になると咲く」だと思っていたのですが、別の意味もあったんですね。
「食べると、即、彼岸に行ける」って・・・・(汗)
こうして書いていると、なんだか人の死にかかわってくる感じの花だから、成仏を願って法典から引用した「曼珠沙華」と言う名前が付いたのでしょうかね~。
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