「ちりとてちん」をずっと見ていると書きましたが、今も私の癒しの為に何度も繰り返して見ています。
わずかな間に更なる苦悩が増え、今度はバカ息子の為に「信頼」する難しさを再び考えさせられています。
答えを出してはまた凹み、また同じ答えを出しては凹む。
こんな繰り返しをしているのはその「答え」が間違っているのか、己の「覚悟」のなさがまた露見しているのか、その二つでしょう。
全く、成長しない52歳です(苦笑)
さて、「ちりとてちん」を見ていると、大阪の街がふんだんに出て参ります。
馴染みのある街並みで主人公たちが右往左往している姿は、身近に感じる要因のようです。
後ろ向きにしか物事をとらえる事の出来なかった主人公が初めて、「何者か」になりたいと、目的もなく故郷である福井県小浜市を飛び出し大阪へやってきます。
そこでも変われない己に嫌気がさし、身を寄せていた友人の家を飛び出し、唯一の祖父の遺品でもある落語のカセットテープに良く似た声に導かれ、徒然亭草若に出会う事で物語が急展開していきます。
物語は落語の世界を地で行っているようなお話。
しかし、そこには母娘のありかた、人とのかかわりあい方、誰もが一人では生きていない事の暖かさ等が織り込まれ、3年経った今でも人気の高い作品です。
声に導かれて大阪天満宮にある白米神社の横、稲荷の赤い鳥居が立ち並ぶ小道をくぐり抜けると、「寝床」と言う居酒屋があり、その前には日本家屋の徒然亭宅が存在しています。
この写真で見るように実際にはくぐり抜ける事は出来ません(苦笑)
そりゃそうです。鳥居の先にはお社がありますからね。
それでも、ここを通ってくぐり抜ける事が出来たなら、徒然亭宅に行く事ができるのでしょうね(笑)
夢の世界です。
行けるものなら行ってみたいところです。
お社の前を左に曲がると、白米神社の後ろを通って別の鳥居に出ます。そしてその鳥居をまっすぐに参りますと、「天満天神繁昌亭」(→クリック)に行く事が出来ます。あんがい、ここが徒然亭宅かもしれませんね。いっそ「寝床」と言う居酒屋も出来て欲しかったところです(笑)その付近にあるのは「亀の池 浪速」と言うウナギ屋さん。(→クリック)入った事がありません。どうも「ウナギは高い」と言う公式が当てはまっていて、なかなか、のれんをくぐれません(苦笑)
師匠クラスの落語家さんはこっから出前を取ったり、食べに入ったりなさっているのでしょうかね~。
ちなみに、うなぎ屋さんの並び、角地にはゴマの専門店がございます(笑)
ゴマの老舗和田萬(→クリック)創業120年のお店です。
繁昌亭は落語の常打小屋です。
ここに来ればいつでも落語が聴けるが売りです。
しかし、いつでもやっているのですが、なかなかチケットが取れないのも落語家さんにとっては結構なことです。
ふらっと出かけて、「落語でも聞きたいな」と言って入れるのなら、嬉しいんですが、それだと閑古鳥が鳴いているって事で、落語家さんには困ったことになるんでしょうね。
でもまぁ、「当日券」と言うのもありますし、ふらっと出かけた時に「落語でも」は可能かもです。
ところで、余談ですが、白米神社の鳥居には目があるのでしょうかね(笑)
こんな看板を見つけました(笑)

もっとも、これは「鳥居」ではなく「神社」って意味でしょうけど~。
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