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以前、「日帰りコラム」を持っていたころに書いたのですが、管理も面倒になりやめてしまったのでその文章もNET上でご紹介できなくなりました。
ので、あらためて・・・・(苦笑) 大阪天王寺の一心寺さんと言えば、「骨仏さんのあるお寺」として有名です。 そこには仏教の基本姿勢である「全ての人に広く浄土の門をあける」と言う姿勢をここでもなされています。 四天王寺は唯一無二の「和宗」なので宗派に関係なく墓地を提供しておりますが、一心寺さんは一応浄土宗ですが、希望があればどなたでも納骨ができます。 そして、墓地の管理が難しい、あるいは金銭的に無理という方にはありがたい方法で故人を供養できます。 観音様そのものが故人であるのです。ですので、ここに納めたお骨は家が途絶えても多くの人に供養されるわけです。 写真は骨仏さんが納まっている納骨堂。 そしてもう一つ有名なのはお墓ですかね~。 以前のブログでも書いたと思いますが、(→クリック)この他にもいろいろいらっしゃる。ので、もし行かれたら受付などで「一心寺墓碑銘々伝」と言うパンフレットを貰えば解ります。 この一心寺、上の写真でもお分かりかと思うのですが実に斬新な仁王門でも有名(笑) これを造ったのが前住職。今の長老です。 住職としては変わった経歴の持ち主でして、工学博士で建築家と言うもう一つの顔を持ってらっしゃっていて、日本建築家協会関西建築家大賞や大阪市文化功労賞等を授与されている方です。 行事の無い時はこのように市民の憩いの場所にもなっております。 1186年の事、ここに浄土宗宗祖・法然上人が『源空庵』と言う草庵を建て、【日想観】を修めた事に始まります。 【日想観】とはなんぞやと言いますと、 簡単に言いますとね、西方浄土の事です。 つまり、落日の方角に極楽浄土があるのだよと言う考えですね。 大阪はこれがメインです(笑)ですので以前にも書いたように、四天王寺の仁王門より西門が玄関だと思われるのはこの教えから来ております。 西門鳥居に沈みゆく夕陽を見て、「あの向こうに極楽浄土があるのだ」とみんな夕日に向かって拝んでいたんですね。 その昔、海がすぐそばにあったんですよ。ですので沈む夕日は海の彼方に消えて行ったんですよ。 大都市で西に海がある場所はなかなかありませんので、余計に夕日が神格化したのでしょうね。 まぁ、その海の向こうに極楽浄土と言う考えが高じて酷い事になった歴史もありますが・・・。(補陀落渡海:これは西ではなく南に向かって僧が生きたまま箱に納められそのまま流されると言うとんでもないお話です) 方角によって守護する仏様が違うのだそうです。 東(瑠璃浄土) 薬師如来 西(西方浄土) 阿弥陀如来 南(補陀洛浄土) 観世音菩薩(いわゆる観音様) 北(北方浄土) 釈迦如来 それで浄土宗は阿弥陀如来なんですね、初めて知りました~。 話は一心寺に戻して・・・。 千体佛堂というのが一心寺にあるのですが、その無料休憩所で面白いものを見つけました。
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