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最初に、これはあくまでも私説でしてこれに対してなんの歴史的根拠がない事を明記致します。
神道や仏教が無かった頃、八百万の神々が日本には鎮座し、その多くは自然神で祀り方等は統一性がありませんでした。 しかし大和朝廷が設立した頃、二礼二拍一礼の形が整ったように思われます。 と言う事は仏教と神道というのはほぼ同時期だったんでしょか。 しかも、その頃から神は自然ではなく「人」が神になったと思われるんです。 人が神になり、その人を供養する仏教とは切っても切れなくなり、そこで神仏が一緒に祀られた様に思えますね。 この伊勢神宮、アマテラス神を祭神にされていますが、この間TVを見ていて意外な繋がりがあった事を私は初めて知りました。 「世界ふしぎ発見」という番組で仮設をたてていたのですが、 詳しくはこちらで→クリック 日本最古の家系図、海部宮司家と言うのがあります。これは丹後にある篭神社、通称・元伊勢神社と呼ばれる宮司の家系図ですが、ここに卑弥呼と豊受が記載されていると言われています。 元伊勢についてはこちら→クリック 卑弥呼=日の巫女と言われ、それが太陽神アマテラスであると言うのです。 卑弥呼が亡くなったのは日食があった時。 つまりアマテラスが天の岩戸に隠れたにあたり、その原因が彼女の弟であるスサノウが暴れた事。これは卑弥呼の後に男性の天皇が即位したが世が乱れたと言う記述になり、その後女性の王が即位し世が安定したとされた事は、この豊受大御神の事ではないかと言う説があります。 そして丹後と出雲、ここは渡来人の港であり、卑弥呼は大陸の人間だと考えれば符合する事も多いように思うのです。 以前、こんな事を私は書いていました。→クリック 大和朝廷はその設立を確かなものにする為に作ったのが「日本書紀」という記述だとされています。 天孫降臨説は卑弥呼を神に仕立てた事から始まるのでしょうか。 しかしながらここで知っておかなければならない事が一つ。 ご存じでしょうか。 伊勢神宮で八礼八拍。 出雲大社では四礼四拍。 そしてもう一つ、大分にある宇佐神宮も四礼四拍なのです。 「逆説の日本史」という本で有名な井沢元彦さんが「神霊の国 日本」でこの「四」という数字に疑問を投げかけてらっしゃいます。 この三社以外にこの様な拝礼の仕方をしません。 「四」=「死」とする言霊文化を持つ日本人が、神社にこの様な参拝の仕方をするものだろうかと言うのです。 ここで思い出して頂きたいのは日本の神社の祭神となっている人物の多くは祟り神であると言う事。 例えば有名な人では菅原道真(天満宮)、そして平安京遷都の大きな理由となった早良親王(御霊神社)等。 ではオオクニヌシは祟り神なのでしょうか。 本の中で井沢さんが、元々オオクニヌシはこの国の王であったのわけですが、一方的に卑弥呼から譲られ(憤怒しそうな事ですよね。かき回すだけかき乱して後はお前にやるよなんて)しかもその条件に「長に隠れ」(とこしべにかくれ)てと日本書紀にあります。つまり「死んだら譲るから」と言われたわけです。 最低~。 そりゃ、怒りますよね。祟り神になっても致し方がない。 ですのでその祟りを押さえ、福に転じて貰おうと出雲に祀ったというのです。 「死」を打つ事でオオクニヌシの生還を押さえていると言うのです。 出雲大社は奈良東大寺より高い建物だったというのは発掘で明らかになっています。本当にむちゃくちゃ恐れていたのですね。 そして宇佐神社ですが、御祭神は第一に八幡大神(応神天皇)・第二に比売大神・第三に神功皇后の三柱です。 全国の八幡宮の総社となっている神社ですが、ここの社に問題があるというのです。中央に比売大神の社があり向かって右に神功皇后の社、そして向かって左に八幡大神の社が建っているのだそうです。 常識的に考えれば中央に第一の祭神、八幡大神を鎮座させるべきですが、この社の配置に学者内では物議を醸し出しているのだそうです。 この配置だと第一に比売大神、第二に神功皇后、第三に八幡大神となってしまいます。 では中央にある比売大神(ひめおおかみ)とは一体誰なのか。 井沢さんはこれは卑弥呼だと述べていらっしゃいます。 卑弥呼は日食のあった時に暗殺されていると松本清張さんが述べてらっしゃいますが、私もなんとなくですがそうだろうと思っています。 大和朝廷の始祖である卑弥呼。 彼女の作り上げた暗殺と殺戮の王国。 その大和朝廷第一の犠牲者となって当然だと思われます。 暗殺された卑弥呼の怨霊を押さえる為に応神天皇と神功皇后の力を借りていると書かれてありました。 話はかなり逸れて行きましたが(汗)神道はこの大和朝廷における怨霊封じから来ていると言えないでしょうか。 誰もが同じように怨霊封じのまじないを行えるように形式を整えた。 こう考える事が出来ないでしょうか。 PR |
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