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カンフーにあこがれるおデブなラーメン屋の息子・ポー。
彼がひょんなことから伝説の戦士・龍の戦士に選ばれてから一転すると言う子供向けの3Dアニメです。 そんな子供向けの映画を見ていて唐突に気づいたんです。 ポーの師匠であるシーフー老子は、かつての弟子である強敵・タイ・ランに、大事なシーフー老子の師匠でもあるウーグウェイ導師の形見の杖を砕かれます。 思ったんです。 遺品と言うのはその人にはとてつもなく大事なものだけど、その人以外の人には単なるガラクタにすぎない。 当たり前ですよね。 そうです、そんな簡単な事すら分からなくなっていました。 形あるものはいつかは無くなる。 大事な事はそんな事じゃない。 ポーが手にした龍の戦士の巻物。 その中には何も書かれてはいませんでした。 「真実は己の中にある」 かっこいい言葉ですが、漠然と理解していても言葉で伝えてもそれは「形」であって、真実ではない。 なんだかありきたりな言葉で形づけられた、古くからある「かっこいい言葉」ばかりです。 真実は自分にしかわからない。 悩んでこそ見えてくる真実は10人いれば10通りあるわけです。 で、思ったんです。 娘が居なくなった事を嘆いていても娘の為にはならない。 生き残ってしまった人間が彼女にしてやれる事は、彼女の生きた証を見つけ、それを次につなぐ事が大事なんじゃないかって。 彼女が何を伝えたかったのか、彼女が何を教えてくれたのか。 それは人によって違うのだけれども、大事な何かをみんな少しずつでも気づいています。 それを確かなものにして次に繋ぐ事で、彼女が生きた証、生きていた意味、そして何のために生まれてきたのかと言う答えになるんだと、そんな風に思ったら泣けてきました。 カンフーパンダ PR |
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去年は一昨年に次いで酷い年でした。
世の中の若い人はどうして太宰治に共感するのでしょう。 太宰治生誕100年祭の所為で、事あるごとに太宰の作品が紹介され、私の気持ちをザワザワさせました。 やっと終わったかと思えば、新年早々また太宰の話があって無性に腹が立ちました。 「生まれてきてすみません」 この一行を聞くたびに(見るたびに)その胸倉をつかんで川に投げ込みたくなる衝動にかられます。 そんな事をしなくとも入水自殺をしたんですけどね。 気持ちもわかるし、言いたい事もよくわかるけど、「だからなんだ。みんな同じ心を抱えながらそれでも懸命に生きているんだ」と言いたいんですよ。 だから「人類最後の人間になる為に死なない体を天から与えてもらえ!」って怒鳴りたくなります。 大事な人間がドンドン死んでいき、取り残される寂しさを抱えて生きて行けって言いたくなります。 それを娘にも言いたい。 それだけの罪を犯してしまったのだから、もしあるのなら、今度は大事な人を見取りながら一番最後にこの世を去りなさいと言いたいですね。 もう、太宰はこりごりです。 |
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生きていれば24歳だったはずの昨日、娘の元彼から迷ったような電話がありました。
「この携帯がまだ使えるかどうか、迷ったんですが電話してしまいました」と。 娘の携帯にかかってきた電話。 出たのが私で申し訳ないと思いつつ、彼がいまだに癒えずに辛い思いをしているのを知り、 「一人で抱え込むには大きすぎる。遠いけど、よければあなたが納得するまで○○のお参りをしてもらえないか」と話しました。 東京からは度々来ると言うのは経済的にもきついはず。 しかし、忘れられずに心に抱え込むのはもっと辛いはず。 あの子の知っている人物が傍にいるのといないのとでは、誰にも話せず飲み込んでしまう事になり、想いがグルグルと空回りするばかりだと思いました。 いないわけではないのですが、そんな事を話題にしようものなら、激しく落ち込むであろうと思われる相手なので言えないのだろうと思われます。 普通にしていればモテル子なのに・・・、誰も近寄るなオーラを出しているようで(他の子から聞きました)物凄く責任を感じています。 いずれにせよ、私は致し方が無い事だけど、彼には是非とも立ち直ってほしいと願っています。 泣いていたんですよね、電話の向こうで・・・・。 思わず娘の遺影に「酷い事をしたね。もし、生まれ変わる事が出来るのなら、今度こそ幸せになって、こんな結末にしないでほしい」と言ってしまいました。 |
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義母の一周忌を終えました。
1年間預かっていた遺骨を墓地に持っていったのですが、なんだか家に戻ったらさみしくて・・・。 なんだかんだとあったけど、義母の頑張りはずっと評価してしていたので、これでお別れかと思うと、さみしいですね。 義母にはスーッといいところに成仏してほしいものです。 |
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