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父の兄で、父の兄弟姉妹のうちで最後の一人でした。
1年ほど前に事故にあい、ずっと闘病生活を余儀なくされていた人で、訃報は一昨日受けました。 雨の降る中義姉と共に奈良県の川西町まで行ってきました。 記憶の町は様変わりしており、親戚も「迷ってしまった」という人が続出。 古い付き合いの消えた田舎町は今ではベッドタウンと化し、ここで老いて行ったおじさんやおばさんにとっては、知らない町になって行っていたかも知れませんね。 訪れた家は私の記憶の中の家ではなくなっていました。 数十年という歳月は、否が応でも環境を変えていきます。 一回りも二回りも小さくなってしまったおばさんが涙を見せる姿は胸にこたえます。 己が年を取って行っていることを忘れがちなので、こうした事柄が時の流れを私に突きつけます。 子どもの頃、一番身近だった田舎は、既に遠い場所になっていたのだと思わされました。 そりゃそうですよね。 子どもたちが次世代を担う年齢になっているのですから(苦笑) しっかりしなきゃ。 なんとなく、そんな風に思ってしまいましたよ。 |
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近所でお葬式があった。
「先に・・・、逝かれてしまいましたわ・・・・」 そう、寂しそうにその老人は呟いた。 子どもが居なく、老夫婦でゆっくりと暮らしていた夫婦。 奥様の体が弱く、絶えず入退院を繰り返していた夫婦。 駐車場を経営していて、20年前に車のお世話になっていた。 やさしいおじさんで、子どもを連れて車の出し入れをしにいくと必ず子どもたちにジュースやお菓子をくれた人。 おばさんはしゃきしゃきしていて口は悪いけど凄く面倒見の良い人で、 「ええ卵、手にはいってん」と言っては私に持ってきてくださったりした。 おばさんの介護度が進むと、おじさんはおばさんの介護に忙しくなり、駐車場経営はやめてしまわれた。 そのうち、おじさんのほうも体を壊し、おばさんをデイケアに預けるようになった。 昨年の暮れ 「入院しまして」とおっしゃっていた。 まさかこんなに早くに逝かれるとは思いもしなかっただけに、訃報は私を驚かせた。 「一人になってしまいました」 おじさんが言う。 「出来るだけ皆様にご迷惑をおかけしないように、暮らして生きたいと思います」 そんな風にご挨拶された。 無性に、悲しくなった。 女性が一人で残るのもつらいことだけど、男性が残されると本当に寂しいだろうと思ってしまう。 ましてや、杖を使わなくては歩けなくなっている体。 家を売られてマンション暮らしだそうだが、場所を教えてくれない。 「迷惑をかけたくないから」とか言う。 そうじゃないだろうと思う。 何かあったらどうするのだと思ってしまう。 余計なおせっかいなのかもしれないけど、やはり心配・・・。 老いて、一人は寂しい。 本当に、寂しいと思う。 震災でひとりになってしまわれた老人の姿をTVなどで見てしまうと、その寂しさはひしひしと伝わる。 「どうして、自分は生き残っているのだろう・・・」 それは震災が原因だけじゃなく、一人になってしまった老人はみんな・・・、 そんな風に思っているに違いない。 |
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パソコンが壊れたらしいです(T_T)
明日、修繕に持って行かなきゃ(ToT) |
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